貯金がないと婚活できない？貯金額は婚活にどう影響する？

婚活をしたいのに、貯金額が少なくて躊躇する人が結構いるようです。もちろん結婚はいろいろとお金がかかるものですから、これだけしか貯金がなくて大丈夫だろうかと悩んでしまう気持ちも分かります。貯金額というのは、婚活にどういった影響があるのでしょうか？またどのくらいの貯金があれば、婚活を始めるのに十分なのでしょうか？

◆貯金額はどれくらいあればいい？

結婚というのはあくまでお互いの愛情でもってするべきですが、現実問題としてお金の問題から目を背けることはできません。特に男性の年収や貯金額は、婚活に大きな影響を及ぼします。

特に貯金額に関して、男性側、女性側ともにさまざまな不安や悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

男性側としては自分の今の貯金額で、結婚にかかる費用や結婚後のさまざまな出費に対応できるのだろうかという不安もあると思います。そして貯金が少ない、または全くない男性は、それが原因で婚活が上手くいかないのではないかという心配もあるでしょう。

一方で女性側としては、たとえあまり男性の貯金をあてにしたり、気にし過ぎたりするのは気が引けると思っていても、常識的に考えてこのくらいの貯金はあって欲しいという、大体の希望額は誰しも頭の中にあると思います。

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、20代独身世帯の平均貯金額は200万円、30代が461万円、40代が490万円となっています。

一方で女性が結婚相手の男性に求める貯金額は、大体200万から500万くらいが多いというデータがあります。これらのデータを見ると、平均的な貯金額がある男性なら、婚活において貯金額がネックになることは少ないと考えていいでしょう。

参照元：金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」 http://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/tanshin/2016/pdf/yoront16.pdf

◆高収入なのに貯金が少ない人は注意

男性が婚活するときに、年収がいくらなのかはとても大きな要素です。女性側からすると、たとえあまり収入にはこだわらないと思っていても、やっぱりある程度は気になってしまいますし、年収の高い男性ならそれに越したことはないというのが本音だと思います。

あまり収入のことばかり気にされると男性側としてはいい気分はしないでしょうが、結婚するには家族を養えるだけの収入は最低限必要ですから、女性側としては気にしてしまうのは仕方のないところです。

婚活パーティーでは相手のことをあまり深く知る時間はないので、貯金額まで聞かれることはほとんどありません。なので年収が高いといった表面上のステータスがある男性は、女性からのアプローチを受けやすいと思います。そこからプライベートで会う関係になったり、交際に発展する機会も多いでしょう。

しかし交際が発展して結婚も考える段階に入ると、年収だけでなく金銭感覚がしっかりしているかも重要になってきます。

たとえ年収が高くても、浪費家で貯金があまりない男性と結婚するのは、女性としては不安を感じるでしょう。逆に年収が低くても、きちんと貯金をして金銭感覚がしっかりしていれば、裕福ではなくてもちゃんとした結婚生活を送れそうと感じると思います。

このように、貯金額というのはその人の金銭感覚の一つの指標になります。もちろん貯金額だけでその人の金銭感覚が全て分かるわけではありませんが、特に年収が高いのに貯金が少ない人は、金銭感覚がおかしいと思われる可能性が高いといっていいでしょう。

金銭感覚がおかしい人は人間的にもどこか問題があると思われがちですから、貯金額は間接的に人間性を見る指標の一つともなってしまうのです。収入が少なくて貯金ができないというのも問題ではありますが、高収入なのに貯金が少ないというのは、時にはそれよりも問題と見られることがあるので注意しましょう。

◆女性も貯金があったほうがいい？

婚活で貯金の問題というと普通は男性側の話ですが、女性の中には自分の貯金額について悩んでいる人は意外に多いです。

特に一人暮らしの社会人の女性は、少ない給料でやりくりして貯金もほとんどないという人が結構多く、こんな状態で結婚して大丈夫なのかと不安になってしまうようです。

確かに実際結婚をするといろいろな費用がかかりますし、結婚生活も一人暮らしにはない出費がたくさんあります。しかしそれを気にして婚活そのものを諦めてしまうというのは、考え方に少し問題があるといわざるを得ません。

まだ婚活もしておらず結婚することになるかどうかも分からないのに、結婚した後のことをあまりくよくよ考えても仕方がないといえます。

実際、貯金がほとんどない状態で結婚するカップルはたくさんいます。こういった夫婦はみんなそれぞれ自分たちなりにやりくりして、ちゃんと結婚生活を送っています。
もちろんお金がないために諦めなければならないこともいろいろあるでしょうが、お金がないからといって結婚できないとか、すぐさま結婚生活が破たんしたりするわけではないのです。

結局女性が婚活をするにあたって、自分の貯金額はあまり気にする必要はないといえます。婚活パーティーで女性が男性から貯金額を聞かれることはほぼあり得ないですし、交際時もあからさまに女性の貯金額を聞いてくる男性はいないでしょう。

むしろこのような心配ができる女性というのは金銭感覚がしっかりしている証拠ですから、こういった性格の女性は婚活でも男性に好まれることが多いでしょう。

◆貯金額は大事な要素だが全てではない

もちろん結婚にはどうしてもお金が必要ですから、貯金が多いと婚活に有利になる可能性がありますし、貯金が全くない状態で婚活をすると不利になることもあるでしょう。

このように貯金額は婚活で大事な要素の一つではあるものの、それが全てというわけではありません。性格や人間性とか、家庭や仕事の事情など、婚活にはさまざまな要素が影響してきます。

婚活では自分の貯金額が平均より多いのか少ないのか、それが異性からどう見られているのかなどをきちんと把握して、総合的に判断していく必要があるといえます。