婚活を意識し始めたら注意したい！自己PRで気を付けたいポイント8つ

婚活には婚活イベントだけでなく、合コンや友達の紹介など様々な場があります。相手から自分に対して好印象や興味を持ってもらったりするためには、自己PRが大切です。自分をアピールするための自己PRですが、どのような点に気を付けたらいいのでしょうか。この記事では、自己PRで気を付けたいポイントをご紹介します。

◆婚活イベントではないシーンでの自己PRでは「結婚」を強調しすぎない

　婚活イベントやパーティーならば、参加している人は誰もが結婚を意識しています。しかし、合コンや友達の紹介で出会う相手は必ずしも結婚を意識しているとは限りません。自分が結婚を意識して、出会いを結婚に繋がるようなものにしたいと思っていると、結婚を前提に交際できる相手を探していることをアピールした方がいいと考えやすいものですが、結婚というキーワードは時としてマイナスに作用することがあることを知っておきましょう。

　交際に繋がるような出会いを求めていたとしても、すぐに結婚したいと考えている人ばかりではありません。ゆっくりと交際し、時間をかけて相手のことを知り、それから結婚について考えていきたいと思っている人もいます。また、いつかは結婚したいと思いつつも、仕事や金銭的な理由から今すぐには結婚できないと思っている人もいます。

　そうした人に対し、出会ったすぐから結婚を強くアピールすると、相手の結婚に対する考えとは合わないため、「この人、素敵だな」と思われたとしても恋愛の対象から外されてしまう可能性が高まります。しかし、今すぐの結婚を意識していない人であっても考え方が変わることもありますし、交際していく中で相手も結婚を意識するようになることだってあります。

　早く結婚をするということが目的ならば結婚を強く意識していることをアピールするのもいいでしょう。しかし、相手の人間性や趣味、一緒にいる時の心地よさなどを重視し、結婚相手を探したいと考えているならば、チャンスを逃さないようにするため、自己PRに結婚というキーワードを多く取り入れたり、結婚を強調することは避けるようにしましょう。

◆合コンや友達の紹介での出会いなら自己PRに盛り込む内容はカジュアルにまとめる

　婚活イベントなどに参加するとプロフィールカードを記入することがあります。プロフィールカードは自分をPRするためのものですから、婚活イベントで相手から興味を持ってもらうために工夫をして自己PRを書きます。婚活イベントに参加したことのある方は、どのように自己PRしたらいいのか、経験に基づいて自分なりの考え方を持っていることもあるでしょう。こうした経験は役に立つものですが、合コンや友達の紹介での出会いでも同じように自己PRをすることが効果的とは限りません。

　婚活イベントでは出会う相手は結婚を意識している人ばかりですから、結婚を前提とした交際をする相手として適しているかどうかを相手の自己PRから判断します。そのため、自己PRは女性の場合ならば家庭的であることをアピールする内容、男性ならば思いやりや優しさ、家事への協力姿勢などをアピールする内容が中心となりやすいです。こうした内容は交際や結婚をした時のイメージをするために役立ちます。しかし、合コンや友達の紹介は婚活イベントよりもカジュアルな出会いですから、婚活イベントでの自己PRと同じようにすると堅苦しくなりがちです。

　合コンや友達の紹介での出会いならば、自己PRに盛り込む内容は「人を笑わせるのが好き」「美味しいお店を探すのが好き」など結婚を意識していない人であっても伝わりやすく、親しみを持ちやすいカジュアルな内容がおすすめです。合コンや友達の紹介は和やかな雰囲気になることが多いので、結婚相手として自分にはどのような魅力があるかということよりも、一緒に過ごした時にどんな時間を過ごせるかというイメージを伝えるように意識するとウケがいい自己PRをしやすくなります。

◆カジュアルさを意識しても自虐のしすぎはマイナス効果になりやすい

　合コンや友達の紹介などのシーンはカジュアルで和やかな雰囲気なので、堅苦しい自己PRや結婚を意識した内容の自己PRよりも、親しみを持ちやすい内容の方が相手から好印象を得やすくなります。しかし、ユーモアや親近感を意識した内容の自己PRが効果的であっても注意しなければいけないこともあります。

　それは、自虐です。軽いノリで盛り上がるシーンだと、自分のマイナスな部分をピックアップして自虐をすることで笑いを生み出すこともありますよね。楽しく和気あいあいと食事などを楽しむ時には、笑いが起こることでその場の雰囲気がよくなることも多いので、自虐をユーモアとして自己PRに取り入れることも間違いではありません。しかし、何事も程度が大切です。ちょっとした自虐は笑いに変えることが出来るものです。けれども、自虐をしすぎていたらどうでしょうか。自虐ばかりしていると「マイナス思考で暗いのかな……？」「かわいそうだと思われたいのかな……？」などと思われたり、「本当に欠点だらけなのかも……」と好感度が下がってしまったりすることもあります。

　ちょっとした自虐はユーモアになるのですが、自虐ばかりしているとマイナス効果になりやすくなってしまうのです。また、自虐を自己PRに含める時の話し方や表情も注意が必要です。本人が笑いながら話しているとユーモアとして受け取られますが、暗い表情や声のトーンで自虐をすると相手もユーモアなのか本気で話しているのかわかりにくいため、笑うに笑えずにその場の空気が悪くなってしまうこともあります。ですから、もしも自己PRにユーモアとして自虐を取り入れるなら分量は少しにして、明るい表情で話すようにしましょう。

◆自分の中にある対照的な部分を同時に語ることで関心を集めやすくなる

　せっかく出会いのチャンスを手に入れたのならば、相手から好印象を持ってもらいたいものですよね。自己PRは相手からの好印象を手に入れるために大切なものです。ここでは、自己PRをする際に使いたい、ちょっとしたコツをお話します。

　自己PRでは自分の性格や長所、趣味などを話すことが多いものです。例えば、「色んなことに興味があるので話題が豊富だと言われることが多いです」とアピールするとしましょう。まず、色んなことに興味があるという点は、一緒に遊んだりデートをしたりする時にも色んなことを一緒に楽しみやすい印象に繋がります。そして、話題が豊富という点は二人で会話をしていても楽しめそうな印象や会話をリードしてもらえそうな印象に繋がります。そのため、これだけでも十分好印象に繋がりやすい自己PRだと言えます。けれども、更に好印象を手に入れたり、関心を持ってもらいやすくするためには、もう一工夫を加えるといいのです。

　自己PRをする時には、自分自身の中にある対照的な部分を同時に語りましょう。そうすることで人柄に広がりを感じてもらいやすくなるので、好印象や関心を手に入れやすくなります。先程の例を用いるならば、「色んなことに興味があるので話題が豊富だと言われることが多いです」と語ってから、「話すことも好きですが、一対一で話す時には聞き役に回ることも多いです」と付け加えます。こうすることで、話すことも聞くことも得意である印象を持たれます。

　このように、「話すこと」と「聞くこと」、「アウトドア」と「インドア」など対照的なことを同時に語ることで人柄や趣味に広がりを持たせることが出来るのです。

◆会話のきっかけになりやすい！自己PRに自分の趣味や好きなものを盛り込もう

　自己PRをする時に、皆さんはどのようなことを話していますか？自分の長所、出会いを探している目的、出会えたことに対する感謝などを話すことが多いでしょう。こうした内容を自己PRに盛り込むことも大切なのですが、これだけではいまいちインパクトに欠けています。婚活イベントやパーティーではプロフィールカードに沿って自己紹介をすることも多く、プロフィールカードの中には自己PR以外に趣味や休日の過ごし方もあるので、自己紹介をするだけで様々な情報を相手に伝えることが出来ます。しかし、合コンや友達の紹介の場合はプロフィールカードはありません。また、初対面の相手に自己紹介をする際には長すぎても相手が話に飽きてしまう可能性があります。

　そこで、おすすめしたいのが、自己PRに自分の趣味や好きなものを盛り込むことです。自己PRに自分の趣味や好きなものを盛り込むメリットはいくつかあります。

　まず、話が長くならないことです。自己PRに趣味なども詰め込んでしまえば、シンプルに自己PRをすることが出来ます。話が長かったり、自分にとって興味のない内容の話をされたりすると、途中から飽きてしまいますよね。相手が話に飽きてしまうと、いくらアピールをしても相手の心まで届きません。

　次に、自分の趣味や好きなものを盛り込むことで相手との会話のきっかけが生まれやすくなります。初対面だと会話のきっかけ探しが難しく、当たり障りのない話題で会話をしようとすることが多いですが、誰と話しても同じような会話をするよりもお互いに楽しめるような話題で話した方が盛り上がりやすく、心の距離も近付きやすくなるのです。

◆自己PRの中に問いかけを盛り込むことで会話のきっかけをゲット！

　前項では、自己PRの中に自分の趣味や好きなものを盛り込むというコツをご紹介しました。このコツを取り入れるだけでも、相手の興味をひいたり、自己PR後の会話を盛り上げることも出来ます。しかし、このコツにもう一工夫加えることで、更に効果をアップさせることが出来ます。それは、自己PRの中に問いかけを盛り込むことです。

　自己PRに自分の趣味や好きなものを盛り込むと、例えば食べ歩きが趣味の人ならば「色んなお店を探したり、色んな料理を食べたりすることが好きです」と自己PRをするでしょう。この文章だと、自分の趣味や好きなことが相手に簡単に伝わりますし、もしかしたら自己PR後に相手から「色んな料理を食べるのが好きって言ってたけど、特に好きなのはどんな料理？」など質問が来て会話が盛り上がるかもしれません。ですので、この自己PRは効果的だと言えます。

　更なる効果アップを求めるならば、この自己PRに問いかけをプラスします。「色んなお店を探したり、色んな料理を食べたりすることが好きです」と自己完結で終わるのではなく、相手に何かを問いかけるのです。この例で言うと、「色んなお店を探したり、色んな料理を食べたりすることが好きです。皆さんもいいお店を知っていたら教えてくれませんか？」と言うといいでしょう。

　相手にメールの返信を送らせるためのテクニックに、疑問形でメールを終えるというものがあります。人は、何かを質問すると答えようという心理が働くため、疑問形のメールを受け取ると返信しなければという思いになるのです。この心理と同じで、自己PRにも問いかけが含まれていると、自己PRを終えた後に相手が問いかけに答えようとしてくれやすくなるのです。

◆料理好きアピールはプラスに働くとは限らない！？料理好きをアピールする際のコツ

　将来的に共働きであっても二人で生活をするためには家事の力が必要不可欠になりますから、家事に対する意識をアピールすることは多いでしょう。特に、生きている以上、必ず何かを食べなくてはなりませんから、料理の力をアピールすることが多くなりやすいでしょう。

　料理上手だと、食費を節約しながらも美味しい料理を作る事が出来ます。ですから、料理上手なことや料理が好きなことは婚活をする際に大きな武器となります。しかし、料理をすることが好きだということは、婚活イベントなどでは武器になるのですが、合コンや友達の紹介での自己PRではマイナスな効果が生まれてしまうこともあります。それは、一体なぜなのでしょうか。

　それは、料理が好きだという自己PRによって「必死に婚活しているのかな？」と思われる可能性があるためです。結婚というキーワードを口にしていなくても、結婚をにおわせるようなキーワードが自己PRに含まれていることによって、結婚を急いでいない人からは敬遠されやすくなってしまいます。

　敬遠されないように料理好きをPRするには、ちょっとしたコツがあります。例えば、インスタグラムなどに載せた自分で作った料理の写真を見せつつ料理が好きであることを伝える方法です。写真はインスタグラムではなく、ただスマホに保存しているだけの写真でも構いません。写真を見せながら料理が好きだとアピールすると、結婚を強く意識しているための料理好きアピールというよりも、ただの料理好きな人やカメラで料理を撮ることが好きな人に感じられやすくなるのです。そのため、結婚に対する思いを悟られることなく、相手に料理好きをさりげなくアピール出来るのです。

◆自己PRで好きなタイプを語る時には、誰にでも当てはまりやすそうな言い方がベスト

　合コンなど1対1ではない形で出会うと、自己PRをする時には自分の理想のタイプや素敵に思える異性の特徴を言うことも多くあります。こうしたシーンで、皆さんならどのように好きなタイプを語っていますか？どのような相手を理想として掲げることは自由なのですが、答え方によっては相手が「自分にはチャンスがないな……」と感じて諦めてしまう場合があることを覚えておきましょう。

　相手が異性のタイプを答える時、聞いている方は「自分にも可能性があるかな？」とドキドキしながら聞いているものです。そんな時に、具体的な理想や高い理想を語られたら、がっかりしてしまいます。こうなってしまうと、あなたが相手を「この人、いいな」と思っていたとしても、相手は自分には可能性がないと諦めてあなたに振り向かない可能性が出てきます。そこでおすすめしたいのが、自己PRで自分の好きなタイプを語る時には、誰にでも当てはまりそうな言い方をすることです。

　例えば、「常識があって礼儀正しい人」と聞くと、堅苦しい印象がありますし、どこからが常識を持っている人であり、礼儀正しいと判断されるのかわかりません。これを、「ありがとうやごめんなさいをちゃんと言える人」と言い直すと、シンプルでわかりやすくなります。また、感謝や謝罪の言葉を素直に言える人は、人に対して礼儀を守ろうとしているからこそ感謝や謝罪をするので、言い方は変わっていても元々の条件と内容は殆ど同じです。このように、自己アピールで好きなタイプを語る時には、誰が聞いていても「自分にもチャンスはありそうだな」と思えるような言い方をすることでチャンスを逃しにくくなるのです。